道内の漁業協同組合で、水揚げした魚にひと手間加えて、魚価を引き上げようという試みが広がっている。生食が難しい魚を、厳選して漁港まで管理を徹底して運び、刺し身用に提供したり、一般消費者を対象としたオーナー制度などにより知名度向上を狙うなどの試みだ。水揚げの多寡に左右されがちな漁協の収益を安定化させ、漁業者の手取り増も目指す。
約50年ぶりというニシンの豊漁に沸く道内の日本海沿岸。ニシンは鮮度が落ちやすく、道内といえども、生食はすし店などに限られていたが、今春はスーパーの刺し身パックなどでも多く出回った。背景にあるのが、生食用に漁獲直後から温度管理などを徹底する手間のかかる作業だ。
生食用のニシンは沖合での漁獲直後から特別扱いされる。凍らないように丁寧にシートでくるんだうえ温度を管理しながら港に持ち帰る。身が傷みなど、質を落とさぬための工夫だ。
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