漁港を使ったナマコ養殖が道内で相次いでいる。海岸で育てる場合に比べ散失しにくくなり生産効率が高まるほか、監視しやすいことで密漁の防止につながる。養殖用にコンクリートブロックを使うことで、建設業と水産業の連携を促し、地域経済を活性化する狙いもある。
東海大学付属留萌臨海実験所(留萌市)は、留萌市、新星マリン漁業協同組合(留萌市)と共同で、市内の三泊漁港内を使ってナマコ養殖に乗り出す。6月下旬に1万匹の稚ナマコを放す。2007年に試験的に港内に放流した50匹が市場に出荷できる約200グラムサイズまで生育しており、養殖事業を本格化する。
ナマコ養殖は、2―3センチ程度の稚ナマコになるまでは陸上の水槽で育て、その後、海に放流する。波や風など気候条件の厳しい道内では、沖合に拡散しやすく歩留まりが悪いとされる。漁港内で養殖すれば大半を散失させずにすむという。
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