2009年06月13日

規格外の魚を流通させる

産経新聞2009年5月から

 大きさが規格にあわなかったり傷があったりして正規の流通ルートに乗らない「訳あり鮮魚」を安く食卓へ届ける取り組みが、阪神百貨店(大阪市北区)と和歌山東漁協(和歌山県串本町)などの連携で進んでいる。27日から1週間限定で店頭販売されるが、同百貨店は「好評なら常設化も検討したい」としている。

 同漁協によると、定置網漁や巻き網漁では、規格に満たない小さな魚や水揚げの際に傷ついた魚などが混じり、多い時は半分以上が売り物にならない。こうした魚は漁師が持ち帰るか海に捨てているのが現状という。

 ただ、一般では見慣れない深海魚も含めて、規格外とされる魚は地元の家庭で消費されている。同漁協の吉田俊久組合長(52)は「工夫して食べればおいしい魚が多い」と話す。


 入荷が安定せず採算が合わないこともあって小売店側は敬遠してきたが、今回、同百貨店は漁協側と交渉して安さを実現。漁獲があれば、毎朝とれたての魚が店舗まで直送されてくるという。

 期間中は小さめのアジやイワシなどの入荷を予定しているほか、深海魚の一種「クロシビカマス」は刺し身や煮物にすると美味。同百貨店の担当者が事前に地元の漁師などを回って料理法を研究しており、店頭でレシピを紹介する。

 同百貨店の担当者は「実際に現地へ行ってみておいしく食べられることがわかった」と太鼓判。吉田組合長は「これで新たなニーズを発掘できればありがたい」と話している。

ここまで

posted by 水産科学 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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